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タバコをやめた時のこと

私は現在はタバコを吸っている。タバコは高校生の頃から吸い始めて、もう30年くらいは吸っているだろうか?それでも過去に一回だけ禁煙したことがある。2年間ほど止めていた。

私は肺があまり強くない。家系を見ても親父は肺ガンで死んでいるし。若い頃には、「気胸」で手術もした。手術といっても、内視鏡で穴を数カ所開けるやつだったけど。医者は小さい穴をピピっとあけるだけだから、ぜんぜん痛くないですよって言ってたけど、いやいや死ぬほど痛かった。最近の気胸の手術は、進化したらしく、そんなに痛くないらしい。そう、息子も気胸になった。あいつは手術するほどひどくはなく、数日の入院ですんだけど。

35歳の頃、ひどい肺炎もしたことがある。あれもきつかった。すごい熱がでて、座っていることもままならず寝ていてもきつくてきつくて救急車を呼ぶ一歩手前。泣きそうだった。

42歳のころ、一日中痰が出た。ティッシュを一日に一箱ぶん使う。痰が止まらない。近所の医者に行って診てもらうと「異型細胞」が見つかりましたと。でもその医者のことあんまり信用できなかったから、レントゲンの写真借りて別の医者にもコッソリ診てもらった。そこでは一気に息を吐く検査などをして、「あなたの肺機能は60歳ですよ」となおさらショッキングなことを告げられた。

大きな病院で肺の輪切りにする検査なども受け、結局、「肺気腫」ですと。このままタバコ吸い続けると、そのうち酸素ボンベ背負っての生活になりますよ。ちょうどこの頃、娘が妻のお腹にいたのかな、娘のためにも禁煙するかと決意した。今でもそうだけど、その頃も禁煙ブーム。周りにたくさん禁煙に挑戦して成功しているやつや失敗しているやつがいた。私は、よっし、アルコールを止められたアル中が禁煙に挑戦しますよっていうノリで禁煙に挑戦することにした。

いろいろな禁煙マニュアルが氾濫しているけど、禁煙など気合だけで十分じゃなかろうかと、気をお腹に貯めて禁煙スタートの日にいどんだ。ところが、ストック買いをしておいたタバコが棚にあと3カートンも積んであるではないか。今止めてしまったら、その3カートンが無駄になる。お金を無駄にするのは良くないので、3カートンを吸い終わってから禁煙することにした。でも、禁煙スタート日を遅らせるのもシャクに触るので、一日で3カートン消化することに。

決めてから、早速、前代未聞のチェーンスモークに挑戦。3カートンと言えば、600本である。これは一日で吸えと言われても、結構つらい。それでも決めた以上は、やり抜くしかない。口の中が変な味がしてこようが、煙にむせようが、気持ち悪くなろうが、とにかく吸い続ける。最後の一本までとても長い道のりに感じたことを覚えている。

最後の一本を吸い終わり、使用していたガラスの灰皿をハンマーで叩き割り、禁煙を開始。禁煙開始から2日くらいたったのだろうか、肺の前部に異常を感じた。とにかく痛いのである。そりゃも痛いっていうもんじゃなく、肺を針で10ヶ所くらい同時に刺されているんじゃなかろうかという痛み。のたうちまわりながら、大きな病院に転がりこんだ。レントゲンとったら、肺の上部から下部に白い筋みたいなものが見えた。「胸膜炎です。入院して下さい。」先生は原因をいろいろと考えながらお話してくれた。でも、実は数日前にタバコを600本吸ったんですけどなんて、バカとしか思われないだろうから、言えるはずがない。そんなん吸ったら、肺もビックリして異常をきたすに決まっているし。

言われるがままに入院。さて、入院して困ったことが起こった。入院にあたり、今服用している薬はと問われ、安定剤と睡眠導入剤を告げると、何と、全て差し出して下さいと。えっ?まずいよ。これはまずい。とりあえず、怪しまれない分量だけ差し出して、朝昼晩のスケジュールに従って服用することにした。当時も既に結構なオーバードーズだったから、いきなりの減薬したことになり、体が変調をきたす。ものすごい頭痛に襲われ、自分では絶対これ離脱だよなぁと判っていながらも、病院には正直に話せるわけでもなしに、頭痛に効く筋肉注射を打たれた。こんなもの打たなくても、ハルシオン一個口に放り込めば頭痛なんてすぐ止まるのにと思いながら。

それかれあの入院期間は、離脱との戦いだった。幸い、外出は自由に許可してもらったので、タクシーで毎日自宅まで帰り、ベンゾチアゼピンを服用し、なんとか苦しさを凌いだ。さすがにストックを入院している病院に持ち込む勇気はなかったし。この後も、入院している病院といろいろ問題はあったのだけど、胸膜炎が完治する前に、こんな窮屈な生活はもうイヤだと、勝手に帰ることにした。主治医の先生慌ててた。だって、いきなり、「先生、俺、帰る」と勝手に支度し始めたんだから。今思うと、悪いことしたと思う。

さてそれから、2年の月日が流れ、禁煙継続できていた。ある日、知り合いのアル中が別の病気で精神病院に入院することになったと連絡があった。もう、入院しているんだけど、タバコを送ってくれないかだって。ついでにタスポをつくって、それも送れと。判りましたとさっそくタバコをコンビニに買いにいったら、2年ぶりに1本すってみようかなぁと悪魔のささやきが。

1本吸っても、それで、どうのこうのなるわけじゃない。1本すっても、それでタバコがスタートするわけじゃない。でも結果、この1本が再喫煙のきっかけになったことには違いなかった。1本すっても、吸いたいとは思わない。でも、1本吸ってしまったら、次の1本が1週間後か2週間後か、いつになるかわからないけど、やってくる可能性が生まれてしまう。実際にやってきたし。2本目を吸ったら、やはり、その後、いつかわからないけど、3本目を吸う可能性が生まれる。こないかもしれないし、くるかもしれない。でも、2本目がなければ、3本目は絶対に来ない。2本目を吸ってしまった以上、3本目の可能性はゼロではない。3本目、吸っちゃったし。こうやって一箱すったら、もうダメだ。こうやって再喫煙するわけだ。

酒のケースと同じだね。最初のコップ一杯が全てということ。最初の一杯で、終わり。タバコも同じ。あーぁ、せっかく禁煙したのに。再喫煙してから、3年が経とうとしている。そろそろ、肺が壊れる前に、やめようかな。

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Author:YJ
アルコール依存とベンゾジアゼピン系薬物依存の記録。

I hope this blog is of some help to those wandering in the darkness with no way out like I used to be.

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