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細かいことを気にしてもやっぱり眠剤はいっしょ

ベンゾジアゼピン依存を断ち切ろうと、いろいろ考えた。戦う前に最低、敵について知る必要がある。服用している安定剤、眠剤のタイプや約力価も徹底的に頭にいれる。断薬にあたってどれから最初に切っていくべきか。また最後に残すべき薬はどれにするべきか。ベンゾジアゼピンにはまっている体をベンゾジアゼピンから離すために、一応系統が違うとされているマイスリーにすり替えてはどうかとか。

結構入念に調べて準備を完璧にした、つもり。だが、結局、何の役にも立たなかった。所詮、眠剤はどれも同じなんだよね。おそらく私の体は、長年に渡る大量服用の結果、多少なりとも脳に作用すれば全部同じものと捉えてしまっているようである。もちろん、効き方は通常服用時はそれぞれ違うと思うし、違いを体感もできる。違いが判らないようではまだまだ依存しているとは言えないだろうし。

結局最後はどの薬も一緒というのは、この薬が最後という一種類に絞り込んだ時に、初めて判る。つまりどれを最後にしようが最後の最後が切れない。減薬はそれほど難しくない。何月何日の何時何分に何をどれだけ飲んだと細かい記録をつける。そして服用の間隔を徐々にあけていく。私は几帳面な性格なので、ピルカッターなるものをアマゾンから購入して、マイスリーを8等分までカットして服用していた。8等分なんてやっちゃうと最後はボロボロの粉状態になってしまう。それをつばつけて指ですくって飲んでいた。それも、味わって。

最後をどの薬にするか?長期型が一般的にはよいとされている。メイラックスあたりを試す。徐々に服用の間隔をあけてまた種類も短期型のソラナックスやマイスリーから断薬スケジュールを立て、手持ちのストックを上手に組み合わせて少しずつ長期型に変えていく。減薬はうまくいく。心の中で、「きちんと勉強して、それぞれの薬を理解して服用すればうまくいくものだ」と多少は調子にのる。

しかし、失敗する。どうしても止められたい。失敗の状態はこのエントリーでは詳細には記述しないけど、要するに失敗する。そして、作戦を変える。今度は逆に、短期型を最後にもってくる。ソラナックスあたり。ソラナックスもピルカッターでボロボロになるまでカットし人差し指にツバつけて飲む。微量の粉末を惜しむように味わう。こんな姿、一般の人がみたら、呆れられるだろう。でもやってる本人は必死。ソラナックスでも失敗。じゃ、マイスリーを最後に持ってくるのはどうだろうと試す。マイスリーを調べると、反跳反応も低いとされている。さらに厳密にいうとマイスリーはベンゾジアゼピンではない。

まず、マイスリーのみで生活できるようになれば、マイスリーはベンゾジアゼピンではないのだから、ベンゾジアゼピンの離脱症状はおきないのではないかと甘い考えを抱く。それで、マイスリーのみの生活まではうまくいく。だが、切れない。どうしても切れない。マイスリーのみの生活をもう1周間以上送っているというのに、マイスリーは反跳反応があまりないというのに、でも切れない。教科書通りには、そうそううまくいかない。

そりゃそうだ。自分の精神、肉体がどれほど、眠剤に浸ってしまったか考えてみるといい。自分の飲み方は、異常だった。寝る前服用なんていうルールはとうの昔になくなっていた。朝起きてまずは1錠。朝のコーヒーの代わりに1錠。タバコの代わりに1錠。ことがるごとに1錠。よくよく考えると、眠剤飲んでいないときは寝ている時だけ。起きてる時間はずっと飲みっぱなしの生活。一日にどれだけ飲んでいただろう。いろんな種類の眠剤織り交ぜて、30個ぐらいは飲んでいた。ハルシオン3シート一日で飲んじゃったってこともあったかもしれない。これってよく考えたら普通の人の一月分だよね。

それくらい飲んでいたら、減薬するのも大変と思うのが当たり前。そんでうまく減薬できたら、減薬できた俺もしかしてすごい?なんて大誤解する。減薬は誰でもできる。多分。ハルシオン一日に30個飲んでいた人間でもおそらく次の日からハルシオン一日一個にできちゃう。実はこれは簡単。

最後の一個、たったの一個。これが大きい。とてつもなく大きく、越えられない。あれだけ大量に飲んでいて、それを一個まで減らすことができたのに、どうしてその一個をゼロにできないのか?要するに、飲むか飲まないか、それだけの違い。経験して初めてわかる、この大きな違い。この時に初めてわかる。どれだけ恐ろしいものに自分が捕まってしまったのか。悪魔の薬だってね。知らないうちに、肉体と精神を犯し、気がついた時には、もう戻れない。この時感じた恐怖、描写できるものじゃない。死の淵に立たされた気分だったよ。知ったかぶって、薬力価がどーだのあーだの、短期型はどれだのなんだの、屁の役にも立たない。直径3センチの鎖に、100本繋がれていようがそれがたったの1本だろうが、逃げられないことには変わらないってこと。100本の鎖で繋がれていても、悪魔さんは優しいから、鍵あけてどんどん鎖を減らしてくれる。が、最後の1本は何があっても外してくれない。悪魔さんは無情、非常、鬼。だから悪魔さんなんだけど。

最近ウェブでとても参考になる断薬マニュアルを見つけた。アシュトンマニュアル。とても参考になると思う。もっともっと知られて良い文献だと思う。その中で一箇所疑問に思うところがあった。アシュトンマニュアルでも当然徐々に減らしていく手法をとっているんだけど、最後にセルシンのちっこい玉まで追い詰めることが出来て、その状態をキープできていれば、もう気分だけの問題で、飲んでいても飲またくても大した違いじゃないんだから、思い切ってゼロにできるみたいなことが書いてある。確かにその通りかもしれない。でも、気分だけの問題というのが、思ったより大きい。メカニズムはよく分からないのだけど、たとえ気分だけの問題だけが残ったとしても、それでも、最後のセルシンをゼロにした時には、やっぱりあいつがやってくる。悪魔の離脱。結局、この薬が気分に作用する薬だから、気分だけの問題が全てなんだよね。

実際に起こるんだから。訳の判らない、離脱。本当に気分だけの問題にしてよってお願いしたくなるのに、勘弁して欲しいと思うような体の反応が起こってしまう。例えば、歯が耐えられないくらい痛くなったり。ベンゾジアゼピンと歯痛は関係ないだろ?何でこのタイミング?と言いたくなるような、摩訶不思議な不具合がでる。歯痛なんてここ10年出たことなかったのに。ベンゾジアゼピンと関係ないよねって自分に言い聞かせても、それまでに出た訳の判らない、予想を完全に裏切るような、またへんてこりん過ぎて言葉で描写することができないような離脱が起こったことを考えても、この歯痛が全く関係ないなんて、それも信じられなくなる。でも、こんなこと誰にも相談できない。誰も相手にしてくれないだろうから。

もしも、世の中にベンゾジアゼピン断薬のコーチがいたとしても、離脱で歯痛が出ましたっていったら、気が狂ったんじゃないかと思われるかも。そういえば知り合いに、すごい離脱症状でた人がいる。なんとその人、ニトラゼパム削ったら、寝小便するようになったって。腰痛持ちで、寝ションベンは腰痛が原因かもしれないと整形外科に調べてもらっても、腰が原因じゃない。じゃ、前立腺を疑って、お尻からカメラ入れて調べたらしいけど、前立腺も問題ない。寝ションベンを引き起こすようなストレスも心当たりはない。じゃ、考えられるのは、ニトラゼパムの減薬。アシュトンマニュアルに、ベンゾジアゼピン離脱症状の一例として、寝ションベンも加えて貰わないといけない。いや、マジで。

今日もいろいろ書いたけど、結局、安定剤・眠剤なんて、結局はあんまり変わらない。それぞれの微妙な違いを判ったふうな顔をして語っているその時期は、まだ救われるってことかな。そこで止まれば、なんとかなる。そこ超えちゃうと、レンドルミンだろうがサイレースだろうが、セルシンも全部同じってなっちゃう。でも市販薬のドリエルは一緒にはならなかった。薬切らして発狂しそうになった時、救いを求めてドリエルを一箱飲んだら、もっと具合が悪くなった。馬鹿だよね。パブロン10包の方が今思えばまだマシな気分になったかもしれない。また、パブロンについては別エントリーでいつか。

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はじめまして

ブログへのご訪問、ありがとうございます。

「ベンゾジアゼピンの減、断薬は最後の1粒が難しい」・・まさにその通りですね。
私のブログにも、YJさんの経験をぜひコメントしてくださいね。

また、時計の趣味も同じなので、また訪問させていただきます(^^)
プロフィール

YJ

Author:YJ
アルコール依存とベンゾジアゼピン系薬物依存の記録。

I hope this blog is of some help to those wandering in the darkness with no way out like I used to be.

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