精神病院の看護師

病院には医者もいるが、看護師もいる。看護師は、昔は女性が大半で、看護婦と呼ばれていた。時代も変わり、今では女性でも看護師と呼ばれるようである。

精神病院では、男性の看護師も多い。もちろん女性もいるのだが、大半は気合の入ったおばちゃんである。それはとても残念なのだ。精神病院に入院していて楽しみなのは、メシと可愛い看護師さんに会うことぐらいなのに、女性の看護師さんは、ババァが多いのだ。これでは、入院生活の楽しみも半減してしまうというものだろう。もちろん、可愛い看護師さんが多いと刺激が強すぎて入院患者が良からぬ考えをいだいてしまっては大変なのことになるとは思うけれど。

若い女性の看護師さんは、居たとしても、見なかった方が良かったと思うような方々ばかり。精神病院に進んで勤めようなどというような可愛い女性が、だいたい居るはずがないとは思うのだけどね。しかし、そのレベルはヒドすぎるように思う。ストレスのたまる仕事だから、食べ過ぎるのだろうか?デブも多い。乱暴な患者に髪の毛を引っ張られないようにとの思いからだろうか、丸刈りにしている女性看護師もいた。仕事のために、普通、アタマ丸めるだろうか?この丸刈りの女性看護師さんは、仕事に生活の全てを込めているような勢いだった。

さて、精神病院では、看護師は大半が男だと思う。それも、やたら屈強な男が多い。面接では、看護についての技量よりも、チカラで選んでいるのではと疑うくらい屈強な男どもが多い。外見だけで判断すると、自衛隊OBの連中と並んでも何ら引けは取らないレベルである。実際に、ある看護師は、前職は自衛隊と言ってたし。

精神病院での看護は、通常の病院の看護と比べて大変だと思う。まず、患者が暴れると押さえつけないといけない。てんかんなどの病気を持つ患者が、発作を起こした時は、尋常でないくらいのチカラだす。腕一本押されるのに、大人一人必要。中途半端なチカラでは到底かなわない。また、精神病院だから、先天的に障害もってたまに暴れる人はいるのはもちろんだが、変に絡む奴も珍しくない。そんなヤツは入院患者からはもちろん嫌われるのだが、看護師は仕事なので、相手にしないという訳にはいかない。万一、そんな変なやつが暴力的行為をはたらいて、ボディに2~3発食らったとしても、ビクともしない肉体が必要とされる。精神病院の看護師に必要なのは、体力と気力なのだ。医学的な知識など、極論、無くてもよい。

精神病院に長く入院していると、屈強で俊敏な看護師が数人玄関の前あたりで待機している光景に出くわすことがある。彼らは、看護師の中でも、選りすぐりのエリートたちだ。ある者は、象を持ち上げるようなチカラ持ちで、ある者は、チーターより早い。そう、彼らは捕獲隊と呼ばれる。

彼らが仕事においての達成感や充実感を感じる時は、採血したり、また介護したり、いわゆる看護している時であるはずがない。彼らは、招集された時に、目の色を変える。出番が来たのだ。

穏やかな昼下がりの病院が、彼らの招集で、ものものしい雰囲気に変わる。カンのいい患者は悟る。誰かがまた逃げたな。脱走した患者を捕獲するために、捕獲隊は招集されたのだ。もちろん逃げる患者もバカではない。精神病院は地元のタクシー会社や警察などとは、綿密な連携をとっているので、脱走患者もバカでなければタクシーなど使うはずがない。単独犯なら、事前に食料などもストックし、資金調達計画も立て、脱走ルートも緻密に計画しているはずである。

捕獲隊も、正念場だ。彼ら自身も、彼ががこの病院で雇われているのは、ここで成果を出さなければその意見がないということを知っている。だって捕獲すること以外は、何もできないのだから。基本バカだし。捕獲隊の追跡は徹底している。こと病院の周りに限っていうと、捕獲隊は警察犬の鼻以上の嗅覚を持つ。また脱走患者の足あとを見分ける目は、もはや千里眼を超える。一旦捕獲しようものなら、死ななければおとなしくさせるために多少殴っても大丈夫という暗黙の了解の元で、その患者が二度と悪い気を起こさないように、締め落とす。

十字架に掛けられたキリストのように、首をうなだれて、両手を捕獲隊に摑まれ、脱走患者は連行される。行き先はもちろん保護室。噂によると、この病院には外への窓が全く無く、日の光が全く入らない保護室があるそうだ。そこは、伝説のZ房と呼ばれている。脱走に失敗してしまったら、Z房に監禁3ヶ月は確定か。

今日も、患者の中には脱走を企む奴がいる。そして、今日も脱走した患者を追う看護師がいる。彼らの戦いは、終わることがない。

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Author:YJ
アルコール依存とベンゾジアゼピン系薬物依存の記録。

I hope this blog is of some help to those wandering in the darkness with no way out like I used to be.

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