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精神病院に入院する前にやっておくこと

精神病院は普通の病院のように考えて入院すると、大きな間違いである。精神病院は、病院と名前はついているが、「拘束所」みたいなものである。一般の病院のように、「ゆっくり骨休めしよう」などと考えて入院するととんでもないことになる。

私は精神病院にアルコール依存症で2回、計1年近く入院していた。その経験から、精神病院に入院する前に絶対やるべきことがある。

それは、「健康診断」だ。悪いところを全て治して、万全の体制で入院するようにしている。「精神病院も一応病院なんでしょ?悪いところがあったら、ついでに治してもらえばいいのに。」と思う方もいらっしゃるかもしれない。

最初は何故か判らなかった。今でも何故か詳しくは判らないが、アルコール依存症で入院したら、私の入院した病院はそうとうのことがない限り、自主的退院はできない。自分から「退院」したいなどとぬかすようであれば、問答無用で保護室送りになる危険がある。「退院したい」は禁句というのは、入院患者の常識である。

全国的にどうかは判らないが、この病院では、具合が悪くなってもほったらかしが基本である。笑える話ではないけれど、熱が39度近くでて何日経とうが、まともな医者に見えてもらえることは期待しないほうが良い。実際に、高熱にうなされたA氏は、一週間近く放ったらかしだった。看護師にいくら訴えても無視同然で、氷枕を支給してもらった程度。しかも、しっかり氷代は徴収されていた。

「今日、(精神科)ではなくて、別の先生が診てくれます」と、A氏に看護師が伝えた。一週間も高熱が下がらずまともな対応もしてもらえないアルコール依存症のA氏は、救われたように安堵の表情を見せた。A氏はその時の診察の状況を私達に教えてくれた。

A氏:「今日、別の先生が来るからって診てもらったんですよ。すんごいおじいちゃん先生だったんですけど、なんかその先生変なんですよ。

私:「どんなふうに変だったの?」

A氏:「手がプルプル震えているんですよ。」「なんか書いている時とかは、ピタっと震えはとまるんですけど、何もしてない時は、異常にプルプルしてるんです。」

私:「あ~、その先生ねぇ」

A氏」「知っているんですか?特別に、他の病院から内科の先生を連れて来るからって聞いてたんですけど」

私:「その先生、近くの老人ホームの先生で、専門は皮膚科だよ」

A氏:ひっくり返る

こんなような状況である。A氏はその後、熱が下がったと思うとまた高熱に悩まされていた。処置らしい処置はまったくしてもらえなかった。たまにまともな内科の先生の診察もあったようだが、口の中みるのに、普通だったらベロをしゃもじみたいなもので押さえてライトでみるけど、その内科の医師は、「口開けて」で、遠くから眺めていただけだったらしい。まともな診察じゃ、ないから!

彼らにとって、アルコール依存症患者など、「死ななければ良い」程度のものだろう。死なない程度に病院内に捕まえておくのが、彼らにとって「入院させる」と同義のようだ。

A氏だけではない。私は、他にも数人の、入院中に具合が悪くなった患者を見てきたことがあるが、ロクな対応はしてもらってない。

S氏のケース。夜中、S氏は突然の腹痛に見舞われる。緊急の呼び出しで、当直の医者に来てもらった。病室での診察。S氏はお腹を押さえてのた打ち回っている。医者に症状を一生懸命伝えようとする。医者は、しばらく聞いていたが、よく判らないらしく、なんと最後には、厚さ10センチくらいある書物を持ってきて「判らない、判らない」とつぶやきながら、頭かかえていた。そんな頼りない医者の姿を見たS氏は、絶望したような顔で、お腹の痛みも麻痺してきたように見えた。その医者みたいな医者は、免許もっているかもっていないか判らないような、学生だった。

M氏のケース。M氏もお腹の痛みをある日訴えた。日々、放置されていた。ところが、M氏のお腹がまるで赤ちゃんでもいるんじゃなかろうかというくらいに大きくなり、素人目にもまずいよなぁと判る状態。それでも、それでも放置。M氏はもう涙目状態。転院をいくら訴えるが、一旦、アルコール依存症で入院したら、転院なんて言葉はないかのように無視される。

精神病院に入院したら、体の具合が悪いなんて訴えても、無視される。彼らにとって、死ななければまだ具合は大丈夫なんだろう。精神病院に入院する前には、戦場に行くと心得て、体調管理は万全の体制で入院の臨なければならない。精神病院には、医者なんていないんだから!

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お幸せを祈ります

コンボから頼まれて、向精神薬の本のまとめ中に、ベンゾジアゼピン系の離脱について調べていたら、ここにたどり着きました。

アルコール依存については、作家で精神科医のなだいなださんからいろいろ聞いていました。彼の講演会にいらしていたアルコール依存から脱して、禁酒中の方にもお会いしたことがあります。

また、私の子供は入院こそしませんでしたが、精神疾患で5年ほど苦しみました。あの時の悲しみ、苦しみは、忘れられません。いまは寛解して、ごく普通の暮らしをして、父親にもなりました。

かご猫さんも、お父様なのですね。早く、お仕事が見つかりますように、そして、アルコール以外の、「大好きなもの、ステキなもの、愛するもの」に囲まれて、「当たり前の生活ほど、いいもの、大事なものはない」と心から楽しめますように願っています。

どうぞ、このブログが続きますように。頑張って下さいね。
また拝見にまいります。奥様にヨロシク(あ、これはお任せします)
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YJ

Author:YJ
アルコール依存とベンゾジアゼピン系薬物依存の記録。

I hope this blog is of some help to those wandering in the darkness with no way out like I used to be.

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